CNAMEレコード設定

CNAMEレコード設定とは?ドメインに別名(エイリアス)を設定する方法


CNAME(シーネーム)レコード設定とは、あるドメイン名を別のドメイン名の「別名(エイリアス)」として設定するためのDNS設定です。「www.example.com」へのアクセスを、自動的に「example.com」へ転送する、といった使い方が代表的です。

CNAMEレコードの役割
ドメインに「ニックネーム」を付けるようなものです。「このドメイン名でアクセスが来たら、あちらのドメイン名を見てください」と指示を出します。

Aレコードとの違いは?

AレコードとCNAMEレコードの最も大きな違いは、何を指定するかという点です。

  • Aレコード:ドメインをIPアドレス192.0.2.1など)に直接結びつける。
  • CNAMEレコード:ドメインを別のドメイン名example.comなど)に結びつける。

CNAMEを使うと、参照先のドメインのIPアドレスが変わった場合でも、CNAMEの設定を変更する必要がないというメリットがあります。

一般的なCNAMEレコードの設定方法

例えば、「www.example.com」を「example.com」の別名として設定したい場合、ドメイン管理サービスのDNS設定画面で以下のように入力します。

項目設定値の例意味
種類 (Type)CNAME「これからドメイン名を指定します」という宣言です。
ホスト名 (Host/Name)www別名として設定したいサブドメイン名を入力します。
値 (Value/Content)example.com参照させたい、本来のドメイン名を入力します。IPアドレスは指定できません。
TTL3600(または自動)設定がネット上に広まる時間です。基本は変更不要です。

まとめ:CNAMEはドメイン管理を柔軟にする

CNAMEレコード設定は、あるドメイン名を別のドメイン名の「別名」として機能させるための便利な設定です。
「wwwあり・なし」の統一や、外部サービス(GitHub Pagesなど)を独自ドメインで利用する際によく使われます。Aレコードとの違いを理解し、適切に使い分けることで、柔軟なドメイン管理が可能になります。

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