DNSレコードの種類

DNSレコードとは?主要4つの役割をシンプルに理解しよう


【結論】DNSレコードは「ドメインの役割分担を決める設定」です

まず結論から。DNSレコードとは、取得したドメイン(example.comなど)に「Webサイトを表示させる」「メールを送受信する」といった具体的な役割を与えるための設定情報のことです。この設定がなければ、ドメインはただの文字列にすぎません。

DNSレコードの役割
ドメインという「住所」に対して、「この住所はWebサイト用」「この住所はメール用」と役割分担を指示する『取扱説明書』のようなものです。

【R:理由】なぜDNSレコードが必要なのか?

理由は、ドメインとサーバーは別々に管理されているためです。ドメインを取得しただけでは、そのドメインがどのサーバーのWebサイトを指すのか、どのメールサーバーを使えばいいのか、インターネットは判断できません。
そのため、DNSレコードを使って「このドメインへのアクセスは、このIPアドレス(サーバーの場所)に繋いでください」と、明確に指示を出す必要があるのです。

【具体例】よく使う代表的なDNSレコード4選

DNSレコードには多くの種類がありますが、特に重要な4つの具体例を紹介します。これだけ押さえておけば、基本的なサイト運営には十分です。

種類役割設定内容の例
AレコードWebサイトの場所を指し示すexample.com192.0.2.1 (サーバーのIPアドレス)
MXレコードメールの配送先サーバーを指定するexample.commx.mail-server.com (メールサーバー名)
CNAMEレコードドメインに別名をつけるwww.example.comexample.com (www付きをwww無しと同じ場所へ)
TXTレコードドメインの所有者証明などに使うv=spf1 include:_spf.google.com ~all (なりすましメール対策など)

【まとめ】DNSレコードを理解してドメインを使いこなそう

最後にもう一度結論です。DNSレコードとは、ドメインにWebサイト表示やメールといった具体的な役割を与えるための重要な設定です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、「Aレコードはサイト用」「MXレコードはメール用」といった主要な役割さえ覚えておけば、サーバーの移転やメールサービスの設定で慌てることはありません。この記事を参考に、ドメイン活用の第一歩を踏み出しましょう。

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